2021年1月13日水曜日

1/35 ドイツ四号突撃砲 ドラゴン製 4

大体終わりが見えてきたかな。


細かいパーツを装着し、戦闘室内部の部品も入れてあります。

戦闘室の天井部分は接着しない予定。

砲身は付いていませんので、最後に取り付けるイメージです。


同じ状態の車体前方です。


上の写真は、昔作ったタミヤ製の模型と並べたところです。

右手のフィギュアが居る方が古いタミヤ製。左手の多少明るい感じがするものは、今回製作中のドラゴン製です。




2枚の写真、上が今回のもの(ドラゴン製)です。

下の方(タミヤ製)には、汚しが強く入っていて、チッピングなども加えてあります。

また、よく見るとOVMの位置なども違います。

下のタミヤ製には運転手席前に追加のコンクリート装甲があり、上にあるペリスコープには追加の庇が付いています。



2021年1月9日土曜日

ジオコレ(ストラクチャー)開発記 1 古い話

ジオコレが始まったのは、20年近く前に遡ります。

その時空には参加していないので、極初期の状況は分かりません。私が参画したのは、少し時間が経ってからの初期位でしょうか。


20年程度前に食玩ブームがありました。

今でも細々と展開されている食玩もありますが、全体的にすっかり下火になっています。理由は幾つか考えられます。第一に値段が高くなった事です。

当時は中国で安く大量に生産された物がありました。今でも同じように受け止める人も多いのでしょうが、事情はかなり変わってしまっています。昔のようなコストでは、到底供給出来ないのです。

中国の経済成長は急激に進んでいます。今でこそ、年率1桁になっていますけど、昔は二桁ありました。その流れを時間経過で計算すると爆上げだと分かるでしょう。

そのため、昔と今を比べると生産コストは2倍位に上がっています。
一方、日本は全く成長していないというか、むしろ実質マイナスになっています。

経済格差が広がるから、仕入れが高いことや購買者が減るというダブルパンチです。そうなれば、安価な食玩などは淘汰されてしまうのです。


話をジオコレなどの模型に向けてみましょう。

多くの中国生産品は、食玩と同じように高コストにシフトしました。これらをストレートに価格に反映すると売れなくなります。したがって、多くのメーカーは利益を削って対応しないとなりません。値上げするのは簡単でも、売れ数が落ちれば死活問題になります。

今も、こんな状況は進行しています。

プラモデルなども同じですね。前は3000円位だったものが、今では6000円以上が普通になってしまいました。(国内生産している物はもう少し穏やかな値上げで済んでいます)
輸入品は元々数が少ないため、利益圧縮は殆ど出来ないでしょう。そのため、ストレートに2倍くらいの価格上昇が起きています。

 

ジオコレ極初期の製品は、バスコレや街コレです。

当時は食玩ブームで、それらの流れに乗ることが出来ました。それ故か、当て物(中身の分からないパッケージ)で発売されています。

この辺りの経緯は、当方存じ上げません。

また、食玩ブーム故に生産数は非常に多かったのが印象的です。
逆の見方をすると、その後急速に生産数が減るため、さらなるコスト上昇に悩むことになるのです。

安くて手軽な製品の路線がブレて、落としどころが難しい。
製品の開発や展開、営業戦略も悩ましくなる訳です。


また、別の事情として中国が近代化している点も見逃せません。

過去の日本と同じように、3K(汚い、臭い、キツイ)仕事は敬遠されます。もちろん、給料が高ければ違うのでしょうが、寧ろ安いでしょうから業界は淘汰される。

これらは更にコストが上がる事や、生産工場が無くなることを意味しています。

そんなことを勘案すると、今度はベトナムなどへの工場シフトが取り沙汰されてきます。しかし、そんなに簡単には進められない。モノづくりというのは、諸々時間や条件が必要なのです。

 


2021年1月6日水曜日

1/35 ドイツ四号突撃砲 ドラゴン製 3

下塗りなどが終わって、作業を進めてあります。


大きなパーツは組み立て、もしくは仮置きしてあります。

御覧の通り、キャタピラは連結接着している状態です。あまり美しくないですけど、いつも通り進行してしまいます。



フロントのドライブスプロケット周り。キャタピラに爪が挿入されていますが、少しずれていて好ましくないですね。多少捻りが入っているかと思います。



上から見たところ。特にどうという事はありません。


手前にある2本の細長い物は、牽引用のワイヤーです。
製作指示だと同じ長さだった記憶がありますが、無視して作ってますね。



コマンダーハッチ周辺。

左手の穴(ボディ天面)は照準器が飛び出し用です。
ハッチの左寄りの台形状の開口部は、潜望双眼鏡の設置穴です。