先日、レーザーカッター的な物を買いました。
厳密にはカッターと呼ぶにはパワーが弱く、切り抜きは難しそうです。
出来るのは、平面の上に焼き跡をつけて文字や絵などを描くことでしょう。
話を始める前に少々、断り書きをしておきます。
この器械はガジェットではないです。少なくとも、私はそう思います。また、模型でもない。模型の部品を作ることは出来なく無いでしょうけどね。
工作機械とか工具の範疇と言えるでしょう。だから、このブログに書くのは場違い。
この場では、細かいことは気にせず、先を進めます。
装置の全体図(事前に見ていたもの) |
この手の器械は昔は非常に高価でした。
もちろん今でも国内品を探せば、それなりのお値段は致しますね。
今回は偶然にも?気が向いたので、工作機械を買ってみたというお話。
もちろん、安いもので適当に遊ぶのが目的です。仕事用に使えるとか、本格的なとかではありません。
安い物は中国から。昨今、安くもなくなりつつあるのでしょうが、彼の地は良い物から粗悪品まで幅広くあります。それに、日本の様に企業が死に体ではなく、アグレッシブに活動しております。
だから、手作り的なものもラフだけど、安く売られているという訳です。
入手した器械もかなりラフな感じ。
WEBに掲載されていた画像と、送られてきたものはちょっと違います。
恐らく、小ロットで作っているうちに、改良されたのでしょう。
上に貼った画像は、WEBに掲載されていたものです。当然、これが届くのだろうと思ったら、アクリルの部分が違う形状になっておりました。些細なことではあります。
全パーツ |
また、組み立てが必要なキットみたいなものなのですが、説明書がありません。ある程度予測しておりましたけどね。確かWEBに動画の説明があったようなと探しても、見当たらない。恐らく、別の商品で見たものと混同しているのでしょう。
仕方ないので、完成画像などを見ながら組み立て開始。
特に難しいところもなく、一通り完成しました。
パーツの画像も販売元から持ってきています。中央に文字が入っているのは、そのためです。私が加工した訳ではありません。
早速試運転をしてみたところ、、、。
白い紙にレーザーを当ててもほぼ何も起きません。
仕方ないので、適当な木材で試したところ線が引けました。
木材の場合はレーザーの反射も弱くなっているので、恐らく白色は反射が強くて焼けないのでしょう。パワーの弱い機材だと使い勝手は悪いのかも知れません。
弱いレーザーでは、アクリル板が切れないとか、その手の知識はあります。しかし、実際に触ってみないと分からない事も多いです。そんな訳ですから、今回はテストで買ってみたというのが正しいお話。
なお、私が手に入れたのはパワーの最も弱いと思われる製品です。
その点お間違いの無いように。500mW 程度では、カッターにはならないかと。
紙などを切るにはレーザーだと焦げ目が気になります。
それなら、物理的なカッターで切れば良いです。そして、それを実現する器械も世の中にはあります。
最も手を出しやすい感じなのは、ブラザーのアレです。
実は一度現物のデモを拝見したのですが、非常に良い感じでした。高いのだろうなと調べると、思いの外安くて直ぐに買える範囲。一桁万円です。
ただ切るだけではなく、絵などをスキャンして、そのデータから輪郭抽出したりも出来ました。個人的に欲しいと思えたので、その流れで今回のレーザーを買ってみた次第。
レーザーの場合はカットよりも、焦げ目で文字を入れるような使い方の方が良いのかなと思うようになりました。出力が小さいとカットの作業時間は長くなりますし、パワーがあれば焦げ目も多くなるでしょう。
テスト加工例 |
この画像は、木材の表面に加工した事例です。
装置に最初から付属しているサンプルの線画をそのまま出力してあります。(厳密には、一部欠落した加工例)
パッと見は分からないものの、こうやって拡大してみるとレーザーのドットが良く分かります。
販売WEBで掲載されていた作例画像 |
最期に、WEBに乗っていた画像を貼っておきます。(中華なので著作権的にはアレですね)
これは商品の機能・性能を示す作例なのですが、中央上のような厚手の木材は切れません。その下にあるサンプルの様に、木に線画を描くのが妥当かと思います。
右下の色紙の切り抜き位は出来るかも知れませんけどね。
まだ、テストも1度だけですし、今後遊んでみたいと思います。
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