2017年8月17日木曜日

レーザー加工機 その2

その後、少し触ってみました。
多少の感想などを書いておきます。


PCに専用のソフトを入れて、何度か運転してみました。
前回書いたとおり、サンプルのデータを紙や木にテストしています。
幾つか見えてきた問題などもあります。



レーザー自体の問題

出力の弱いレーザーゆえに、白い紙には無力でした。
最初のテストでは厚手の上質紙(光沢の強いもの)を使ってみると、、、。何も変化がありません。

次、PPCの紙なら、加工は出来ました。

さらに色画用紙を用意してテスト。赤い紙でのテストも問題なし。
最初に加工したものは、パワーが強すぎて焼けすぎていました。そのため、パワーを落として次のテストを開始。

すると、、、。
何故か途中から焦げがなくなっています。良く見ると、薄っすらと絵が見えるだけで、一切の焦げも切れ目もありません。
理由は分かりませんけど、レーザーの出力が落ちたようです。

その後、少しテストを続けても、パワーは戻りません。
最期は、パワー全開で線画を加工してみたところ、一応切り抜く手前位までは焼くことが出来ています。

さて、何が理由で出力が落ちたのか、、、。
フォーカスではないので、レーザー単体の不良なのか、それとも何か別に原因があるのかな?



ステージの移動用ベルト

レーザーを動かすために、XY方向にレールがあります。
そして、レールに沿ってゴム製のベルトが張られていて、モーターを使って移動する仕組みです。
当初、このベルトを適当にセットしてありました。
当然ながら、張力などが適切でないと、上手く動かなくなります。

テストしながら、少し張力を調整しておきました。
当面は、今のレベルでテストを続けようかと。



ステージの初期位置

XYに動く以上、原点は何処かにあるわけです。
特にきちんとした設定は無いのですが、それでもスタート位置はおよそ決めてから動かすことになります。
当然ながら、描画する絵のどこから始まるのか、何cm 位動くのかは重要なポイントです。
事前に確認してから、レーザーを手動で動かして原点を決めなければなりません。



モーターの発熱

X軸に1個、Y軸に2個のモーターが付いています。
動作の都合上X軸の物は頻繁に動きます。それが原因でもあるのですが、異常にモーターが発熱していました。
手で触ると火傷する位の温度に上がっています。高速回転するわけでも無いし、この温度は何なのでしょうね。

危険に感じるため、アルミのフレームを乗せて空気を当てつつ少し空冷する事にしました。
Y軸のモーターはほぼ何ともありませんし、本来発熱が懸念されるレーザーは常温を維持しています。ファンも付いていますけど、要らないレベルです。



作業時間

ステージを0.1mm 刻みくらいに移動させながら、レーザーを照射しているようです。
それを繰り返して面を焼く。1ドットの作業時間は短いのですけど、一定の面積を走査するには時間が掛かります。

50mm 四方程度の線画を使っても、2時間くらいは必要でしょう。
よりパワーのあるレーザーを使って、モーターの動作も高速だったら短縮は出来るのかと思います。その場合、上に書いたようなモーターの発熱は何とかしないと危ないです。多分、火傷じゃなくてモーターが壊れる。




この器械は、まじめに作られた製品ではありません。
あくまでも玩具というか、実験器具と思うべきです。私もその認識で買って遊んでおります。
まじめに使いたくても、サポートはありませんし。壊れたらそれで終わり。
自分で治すなり、改造するなりもありますけど、深入りする気はあまりないです。





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