2020年12月31日木曜日

ジオコレ(ストラクチャー)開発記 0 前振りのようなもの

少々前までジオコレの企画開発をしておりました。

タイトルの通り、車両関係ではありません。
ストラクチャー関係の業務です。
多くの方々(鉄道模型等の趣味人)には興味なさそうな分野でしょう。


ジオコレだと、鉄コレとかバスコレがメジャーです。そしてファンも多い。沢山の種類が作られていますし、盛況なジャンルです。

また、最近だとミニカー分野でジオコレ64と謳ったシリーズも展開されています。広い意味でジオコレに入ります。


ジオコレもスタートしてから、18年位経過したでしょうか。その昔、10周年イベントもありました。

今はウイルス騒ぎでイベントは全滅です。ホビーショーはもちろん、展示会なども軒並み出来ない。トミーテックの場合はシュールームがあるので、対策しつつ少しはお披露目出来るのが良いところです。


話を戻しましてストラクチャーの件です。

ストラクチャーというのは、模型的に建物関係を中心にした分野です。具体的には、以下のシリーズでした。

○建物コレクション
○情景コレクション(情景小物、ザ・人間、ザ・樹木)
○ジオラマ素材
○ノンスケール(風力発電機)
○その他(ジオラマベース、電飾キットなど)

商品群として幅広く、手広い製品開発だったと思います。

これらの製品は地味です。一般的なマニアは車両しか見ていない方が多いですし、見ていただいてもオマケに過ぎないでしょう。
しかし、そうは言っても必要な製品だったと思います。

色々と紆余曲折や、よもやまあって進んできた訳です。
それなりに思い出もありますので、幾つか思い出しながら記事にしておこうかと考えています。



2020年12月19日土曜日

1/35 ドイツ四号突撃砲 ドラゴン製 2

2回目の記事になります。

でも、すでに完成済なので、記事をどの程度書くかは都度判断。

 

 
1枚目の写真は車体後部を側面から見たところです。
サスペンションのベースなどが見えています。ボディの上部は、戦闘室とエンジン室で別構造になっています。

 


 
ボディの後方です。
マフラーを仮組みしてあります。排気口が小さく(肉厚すぎる)、見た目が悪いですね。適当に広げておきたいと思います。

 

 
戦闘室内部です。天面を載せていないので、内部再現が見て取れます。
中央の壁側にある四角い箱は無線機です。
手前の大きなものは主砲の制退機やら薬莢受けなど。
右側の壁にある丸い構造はベンチレーターでしょう。
 

 
ボディ全体を仮組して、一回目?の塗装を行ったところ。
正確には一回目はグレーのサーフェイサーですし、その後も色味をシフトして重ねて行きます。この写真で何度かは実は定かでない。

 

 
エンジンルームの俯瞰。
マフラーとか足回りは暗い色で抑えてあります。
こっちも塗り重ねて、赤黒系の劣化を再現します。
変化をつけるため、ハッチ周りは薄汚くしている状態。
 


シェルチェンの山。
手前にある物は、表側です。2か所グレーのポツポツは、ボルトの頭です。
ランナーに成型されたものを剥がして、こっちに接着する作業を行っています。
全体に薄暗い色、そして適当にムラを作っておく。

なお、このパーツは金属なので、下処理のメタルプライマーは必須です。


 

 

2020年12月12日土曜日

1/35 ドイツ四号突撃砲 ドラゴン製 1

古い記事に四号突撃砲を書いています。

あっちは、タミヤ製の古い金型です。そして、こちらは新しい金型での中国製になります。

新しいといっても、今現在から見たら少し古いですね。10年は経ってそうな気がする。

 


 

模型自体は、一時期の精密な方向から軌道修正したスマートキットです。

やたらとエッチングパーツとか、てんこ盛りな物ではありません。私は、このくらいで十分ですね。

しかし、そうは言ってもエッチングとシェルチェン用の金属パーツが入っています。あ、ワイヤーもメタルでした。

ちなみに最近購入した訳ではなく、長らく積んであった代物です。
その後、再販があったようですから、中身等多少違うかもしれません。

 

古い模型も新しい物も、基本は同じ戦車を模型化しています。

そのため、並べて見ても大体同じ。当たり前ですけどね。

 

右手前側にある塗装されている方がタミヤ製です。
左手奥にあるのは、今回作業を進めているドラゴン製。まだ完成には遠いので、サフ塗装や仮組も多い状態です。

 

キャタピラは単独パーツを繋げて行く方式です。所謂ゴム(樹脂)ではありません。

 


ペリスコープはクリアパーツ。

 


車両の左右に取り付けられる防弾板(シャルチェン)は、金属製の板が入っています。

面倒ですが、一部は二重に貼り合わせて、固定金具はプラパーツを接着します。また、同様にボルトの頭は切り出して接着しないとなりません。

ボルトの頭は、ランナーに直成型されているので注意ですね。