写真屋なのでカメラの話。また番外編。
業務引退に伴ってメインの機材は処分しています。
手元に残したのはフットワークの良い1台とレンズ3本程度。
残したG8(パナソニック製)はサブカメラとしての位置づけで、画質などよりもフットワークが重要でした。今もその延長線にあり、手軽に使えて便利です。
その前はG6を使っていました。
いずれも、マイクロフォーサーズで小型軽量、使い勝手の良いUIで個人的には高評価です。
更に遡ると某ソニー製のNEXを使っていました。あれは酷かった。
念のために書き添えますと、ハードは悪くありませんでしたよ。ソフトウエア的にダメということです。
今回はG8をリニューアルに当たり、色々検討しましたがG99に落ち着いています。
このカメラは、G8の後に出たG9が失速してリカバリーで生まれたのかな?
G9は大きく重くなり従来路線と逸れてしまった。そのため、従来機のG8に近い形のカメラとして出てきたように見えます。真実は分かりませんけど。
そんなG99なので、入れ替えても違和感はほぼありません。
少し触ってみた感触を纏めておきます。
最初に感じたのは、見た目や大きさなどは非常に近く違和感なし。
そして、その割に何だか安っぽくなった感じ。見た目ではなく、手にした時の剛性感でしょうか。何かコストダウンの匂いがしています。実際、そうなのでしょうけど。
画素数は1600万から2000万に増え、画質等も向上しています。
念のため書きますと、画質とは画素数ではありません。ここでは、画素数以外の要素としておきます。
バッテリーはG8と同じ。したがって、撮影枚数というか稼働時間は長くありません。予備電池を持っていた方がベター。
充電器は少し変更されていて、USBケーブル(マイクロB)で電力供給するタイプでした。また、カメラに電池を入れたまま、カメラにUSBケーブルを刺して充電することも出来ます。 この点は便利かも知れません。
ふと気が付いたのは、品名の部分です。
ネット上で、G99とG99Dというのが散見されました。
同じような気もしますが、手元機材はG99Dです。何が違うのか気になって確認すると、マイナーチェンジなんですね。カメラ背面の液晶パネルが、OLEDに変わっただけの様です。
恐らく、部品調達の問題で変更せざるを得なかったのでしょう。
途中で変わると、開発や生産の負担が増えます。パッケージや販売関係だって無風ではありません。僅かな違いでも大きなコストが掛かります。
G8は7年落ち、G99Dは3年落ち位の製品です。
マイクロフォーサーズは、盟主のオリンパスが消えているため先が細いでしょう。パナソニックも売れている様子はないし、最悪カメラ事業廃止も懸念されなくもない。
そんなことを考えながら、割り切って入れ替えてみました。
何処かで全部入れ替えになるかも知れませんが、その時は何か行く先を考えれば良いでしょう。変に思い入れもありませんし、使いやすい機材があれば良いだけ。