マスキングテープなどを丸く切り抜くカッターです。
過去の経緯から、同じような用途のカッターは2つ持っていますが不満もある。
今回は少し高級なものに手を出してみました。(ちょと後悔あり〼)
スペック高い方のサークルカッター |
中国メーカーのディスペイと呼ばれるところの製品です。
”ペイ”じゃなくて、”ピエ”?と読めるんだけど。
新しく手に入れたタイプは、針が無いカッターです。
また、小さい円も切れるのが売りになっていましたが、、、。色々問題がありました。
モノは2種あり、高級版と廉価版が選べる。
廉価版で良いかと思えば、在庫が無かった。
面倒だし、それなりに長く使うだろうと高い方を入手。失敗
ついでに、位置固定用の補助部品も買ってしまう。失敗
過去に入手したカッターはコンパス式でした。
円の中心に針を置き、刃の方を回して切り取ります。
使えない訳ではないし、構造が簡単で安価なのはありがたい。
しかし、小さい円は切り出せない。
そんなに活用する機会もないでしょう。
それでも、きちんとした道具の必要性を感じたという訳です。
購入後に見た評価の類
・使いこなしが難しい
・刃が出すぎ
・刃の向きを調整しないと駄目
実際に触ってみて
刃の飛び出しが大きい。確かに、出すぎです。
強めの圧が掛かるため、マスキングテープの下(下敷き)も切れてしまう。
ヘタすると、器具全体が浮き上がる。
普通に刃先を取り付けた状態 |
刃の突き出し量を抑えるには、調整ネジを限界近くまで緩めないとならない。
グラつきもあるので、出来れば避けたい気もするレベル。
ネジを最大近く緩めた状態 |
突き出し量を上手く調整しても、今度は刃先の向きを整える必要あり。
マスキングテープに刃先を当てた時、向きが悪いとテープが切れずにグチャグチャになる。
刃の突き出し量を調整して複数回切ったテープ |
左下の丸は綺麗に抜けています。
しかし、右側や上にあるカット跡はグチャグチャになりました。
この違いは刃先の向きにあります。
使い方の手順
1.刃先の突き出し量を調整する
基本的に、ネジは最大限緩めておく必要あり。その後微調整。
2.マスキングテープは、カッティングマットに強く貼る
良くあるゴム系のマットを使って、表面にテープをきちんと強く貼りましょう。
3.刃先を慎重に調整する
刃の進行方向を確認し、刃先を最適な角度に向ける。
カッターが回転した時に、綺麗に刃が入る角度が望ましい。
4.静かにマスキングテープの上に置く
5.一定の速度で、回転させて切る
刃の入り方を見て、圧が強かったりテープが崩れたら中止してやり直し。
備考
・回転機構は妥当(最高ではない)な滑らかさ
ボールベアリングを埋め込んであるらしい。
低速回転だから、必須とは思えないけど。売り文句にはなる。
・半径設定は微妙
目盛りが付いているが、ネジ止め時にズレたりする。
そもそも、正確な目盛りかどうか不明。目安にしましょう。
・刃先が長いのだろうか
ネジを緩めないとならない理由として、刃先が長すぎるということか?
当初の設計では、刃が短い予定だったとか?
案外、発注ミスだったり
・一見豪華できちんとしているが、よく見ると作りが甘い
分厚いアルミインゴットの削りだしと、大きなボールベアリングの挿入が豪華。
しかし、よく見て動作させると詰めの甘さが目立つ。
円が切れればよいので、そこは追及しません。
・説明書なし
必要ないとも言えますけど、最低限の注意事項は欲しいですね。
無駄に動画が上がっていますが、重要な事は伝えられていません。
結局、ネット検索などして試しながら使い方を知りました。
総評
基本は悪く無い製品だと思います。
問題は刃の出すぎる事と調整機構、それと価格でしょう。
本体が9千円位、位置決めパーツが3千円位で入手しました。
後者のパーツは出番があるかどうか不明です。念のため抑えたというレベル。
安価な方の本体は5千円位らしいですから、そっちらが無難です。