2024年4月5日金曜日

株の話 少し斜に構えて

株価が上がり、新ニーサも始まっております。

興味を持つ人や始めた人も多いでしょう。

以下に記したのは、”正面から捉えない”素人向けのお話です。

 

 

信用取引というのは?

普通は株を買って、その後売って損益が決まります。

ですが、信用取引を行うと逆の手法が取れます。具体的には、最初に売って、その後買うという理解し難いことが出来るのです。空売りという手法です。

この場合、売るのが先ですから高い値段で売る。その後、安い値段で買えばよい訳ですね。ですから、株が値下がりする時に活用することが出来ます。

普通は株価が上がれば儲かる。しかし、信用取引だと逆の動きで利益が出せるのです。


また、名前の通り信用を得ての取引になるため、資金の3倍位の取引も出来ます。

元手が100万しかなくても、300万までは売買出来るから便利。というか、危険でもあります。

 

とある株が値下がりすると、上に書いたような信用取引が増えます。皆さん売りに入るため、株価は下げに拍車を掛けます。

下がると買いに来る人が居るから、更に空売りも出来るようになる。

裏側には空売りファンドの黒い影があります。迂闊に買い下がらないようにしましょう。


私は信用取引をしていません。

リスクを減らして、地味に利益を積み上げる方針ですから。

それに、手を広げすぎると遣り繰りも大変です。デイトレするくらいのパワーがあるなら良いのかも知れません。



波に揺られる市場

株価は会社の決算や業績に比例するものではありません。

もちろん、影響力は大きいですが、それ以外の力も大きく働いています。

堅実で、利益もそれなりの会社の株価が安い。そのパターンは割安と呼ばれます。

何故か人気がないと、そんな位置づけに落ち着いてしまったりする。


上々企業は沢山あります。昔から上場している会社で、地味にやっているところは殆ど株価は動きません。昔世話になっていた会社は、そんな感じでいつも低調です。


日本の市場は中途半端と言われます。

アメリカは大きく、ヨーロッパもEUとして大きい。

それと比べると、日本の市場は小さいのです。

だから、主戦場はアメリカとヨーロッパで、隙間的な日本がある。

以前の日本市場は、買いあがるというよりは空売り主体になっていました。夜間に先物で上げておいて、昼間(ザラ場)のでは空売りばかり。

そんな環境下での取引は、辛いものでした。


現在の日本株は上昇基調で、4万台に手が届いています。

今後は分かりませんが、世界のカネ余りやヨーロッパの低迷、もちろん中国の失速などもあってのことです。円安も絡みますし、色々な条件があるからでしょう。

このままスンナリと、右肩上がりなんてことはあり得ない。

どんな揺らぎが起きるやら。



アメリカを買っておけば安泰

無難なところですね。

日経平均とNYダウのそれを見比べれば分かるでしょう。

右肩上がりを狙うなら、アメリカです。ただし、過去実績からの推測。

どんな話も理由があります。チャートは過去の事しか分かりませんから、今後絶対はありません。


新ニーサでは、”オルカン”が人気らしい。

これ、オールカントリー云々の略の様です。内容的には、国際的な広がりを持つファンドですが、アメリカの割合も高いそうな。

世界の株へ分散しつつ、巨大市場であるアメリカを中心に回す内容なのでしょう。

妥当な選択肢だと思います。


日本は?と思う人も多いかもしれない。

上に書いた通り、過去のチャートを見てください。バブル後の長期的な下り坂を見て、今後安心と思える人は居ない筈です。

誰しも、日本の将来は暗いと思う理由の一つです。




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