2025年10月14日火曜日

スーケールモデルは絶滅危惧種のようなもの

皆大好き、スケールモデル。ではないですね。

何度か同じような話を書いておりますが、この種の模型はマイナーで厳しい状況に置かれています。

 

プラモデルを扱う店には、スケールモデルも沢山置かれています。

でも、ユーザーは少ないから、あまり売れません。

ガンプラや美プラ(美少女プラモ)、ロボット系の30MM などは人気があります。それらと比較するとあまりにも売れないし、業界的には厳しい世界になっています。

 

模型を組むには、手間が掛かります。

技術も必要ですし、道具や塗料なども買わないとなりません。

そんな世界なので、ユーザーはおよそ高齢の方々が主体になります。特にスケールモデルでは。

若い人も居ない訳ではありませんが数は少ないですし、主にガンプラ系に集中しています。



国内メーカーはかなり頑張って、模型を作ってくれています。

冷静に見ると、価格が安すぎると思います。

でも、値上げしたら売れなくなるから、それが怖い。所謂デフレ思想。

昨今私が組んでいる飛行機模型は、1~2000円位で売られています。 

パッケージ、デカール、成型品、説明書などが入って安く供給されているのです。 

数は出ませんから、生産数は知れていますね。利益は極わずかしか出ないでしょう。


もし新型だったら、、、。

開発費は数千万。金型にもよりますが、、、


ネットの書き込みを見ていると、新型で出せとか金型を直せというような話もあります。

気持ちは良く分かるものの、メーカー的には難しいでしょう。

商売なので赤字では出来ない。

自分が買っているから売れていると考えるのは間違いです。そんな数は出ていないのです。

キチンとした金型を1つ起こしたら、軽く1000万位は掛かるでしょう。それだけ投資してペイするか?

難しいでしょうね。それが答えです。 



一方、海外製品は高価です。

インフレ傾向の世界での値付けであり、国内へ入れる数量や手数料など考えると仕方ないお値段だろうと察します。

今は円安もありますから、尚更高くなるのは避けられません。

海外で3000円位の製品を仕入れると、半額の1500円から2000円位の範囲になると推測します。これを3000円で売れば差額が利益ですが、当然経費は掛かってしまいます。


数量は100個程度か、良くても300個位にしかならない筈です。売れないですから。

1個当たりの利益が1500円だとして、100個捌いて15万円です。300個で45万円。

ここから経費などを勘案すれば、最終的な利益は厳しい数字になるでしょう。

少し規模の大きな会社だったら手は出せません。赤字になりますからね。

小回りの利く会社や、個人商店なら何とかという世界なのです。

 



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