今回は製作記ではありません。
スペースシャトルを改めて眺めながら、色々と思ったことなどを書いておきます。
この機体は宇宙船です。
でも、一見飛行機にも見えます。
打ち上げ時は垂直にして、ロケットエンジンで飛ぶ。大量の燃料は外部タンクを抱いて、途中で捨てる構造です。(今製作中の模型には、外部タンクなどはありません)
宇宙では、荷物の積み下ろしなどを行えます。背中の大きなペイロード空間が本面です。
ミッションが終わると、そのまま地球へ戻ります。
大気圏突入に備えて、ボディは耐熱タイルで覆われている。
その後、空を飛ぶために主翼や尾翼も備えています。
一連の流れを見ていると、必然的な形状なのでしょう。
しかし、飛行機として眺めると難しい部分が沢山あります。
普通の飛行機は、表面がフラットです。しかし、シャトルはタイルの影響で空気抵抗が大きい。
帰還時には使用しない大きく重たいエンジンを背負っている。
翼はありますが、ボディの大きさや重量に対して小さく揚力も得にくい。
一見空を飛んでいますが、実際はグライダーです。それも、高速で飛ぶ機体。着陸時の速度は高く、機体が重いため脚やタイヤへの負荷も大きい。
当たり前のことですが、こんなスペックでは着陸のやり直しは出来ません。
降りてきたら、胴体着陸でも何でもやるしかない。
元々のコンセプトは、再利用可能で安価な宇宙船だったようです。
しかし実際には、高コストで終わったらしい。
繰り返し使えるのは便利で安価に見えますが、その分保守等で大変でしょう。
部品点数も相当に多い(wiki の記載から)のでは、メンテナンスにはお金も時間もかかりますし。
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