2022年10月22日土曜日

Pixel 7pro の続き

新しい端末が来たので、少しずつテストしています。

のんびり適当にやっていますけど、今のところ問題は出ていません。


カメラが売りみたいなのですが、現状はパッとしない。

マクロや望遠は使えてますし、機能的には大体理解はできました。でも、画質的に好ましくないですね。

素人向けには、望遠の高倍率が売りになります。

手元の物を撮る場合のマクロも便利。

 

でもね、画質というのは、そういう事ではありません。

少々期待し過ぎかもしれないですが、写真屋としては率直な感想です。

 

普通は、はっきり、くっきりが期待されます。

そのため、派手な色付けやコントラスト、エッジ強調が目立ちます。

一番大事なのは、ディティールですが、、、。この手のカメラになると、後回しになる。

特に画像処理を売りにする端末ですから、尚更酷いことにもなります。

 

望遠のデジタルズームは酷いです。

玩具としては楽しい事もあるから、その点はありですけどね。

分かりやすくするために、10倍とか30倍と表示されています。それって、なんぼ?と思ってしまう。exif 見れば分かるけど面倒。

多分、標準を35mm 程度に設定しているのでしょうから、10倍で350mm とかですね。大体画角的にはあっているし。

30倍だと10000mm 近くでしょうか。手持ちで撮れるだけ大したものです。

※ここで語っている焦点距離は、35mm フルサイズを基本としたイメージです。
 スマートフォンの極小受光素子やレンズの実測値とは異なります。



知識や経験がない人は、望遠が大好きです。

しかし、それを実現するには大変なことばかり。

倍率をあげるなら、口径を大きくしないとなりませんが、出来ないですね。

では、センサーを小さくするしかない。画質は大幅に落ちる。

長い光路長を収めるため、カメラ収容のスペースが必要。だから、pixel のカメラバーはあんなに出っ張っているのでしょう。


悪口になりましたが、こんな小さな物で画質が云々以前に製品化できるのは凄いことです。

一昔前では無理でしたからね。



画面表示について少々。

この端末は、今時の傾向に合わせて有機ELを使っています。

薄く軽く、低消費電力、黒の締まりが良いなどのメリットはある。

しかし、色味やディティール面では今一つ。

屋内ではあまり気になりませんでしたが、外で見ていて変にシアン被りを感じました。

古い有機EL端末は、ギャラクシーS3を使っていました。あちらは、緑系の被りがあって時々違和感も出ていた。古いからなと思っておりました。

今の有機ELは大丈夫と思いきや、pixel7pro のこれはちょっと残念ですね。

その後、室内でも良く観察すると確かにシアンに寄っている感じを受けます。白部分は良いのですが、絵が出た時に微妙に引っ張られているような。

また、上に書いた外でというのもポイントでしょう。曇天下では、青がプッシュされるから尚更目立つはず。

 




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