16式機動戦闘車です。
見ての通り?自衛隊の装備車両で、タミヤが新型で投入した製品。
車両が16年制式のため古い金型などあるはずもありませんね。
模型の刻印は18年となっています。既に2022年なので、新とも言い難い?
パッケージ |
ラングに続いて、説明書以外にカラーの塗装指示や蘊蓄の書かれた紙が入っています。
力を入れて作ったという意味合いで良いのかな。
蘊蓄から見ると、重装甲車というよりも戦車扱いの車両みたいです。
戦車のフットワークやコストを考えて、格下でも機動力のある火力車両なのでしょう。
さて、模型の方ですが、新しい金型ですから文句もありません。
スムースに組めますし、良い感じです。
別売の金属砲身先端部 |
最大の鬼門?は主砲のマズルブレーキ。
大砲の先端部に空いている穴のことです。この車両は凝った設計のためか、小さい穴が沢山あいていて、更にらせん状に配置されています、、、。
こんな構造では、金型で対処するのは非常に困難。
出来ないこともないでしょうが、コストを考えると遣りたくない。現に、この模型は出来るだけスライド金型を減らして設計されているように見えますし。
対処方法は4つあります。
1.無視
2.デカールで再現
3.ピンバイスで穴を開ける
4.金属砲身を買う
当初はデカールを考えていましたが、せっかくなので金属砲身を買ってみました。
このパーツは結構凝っていますね。1600円じゃ赤字?かと思われます。
原価割れは無いにしても、メーカーの利益が出ないでしょう。
上代が1600円で、掛け率60%と仮定します。したがって、卸価格960円。
この場合、500円以下の原価じゃないと普通はアウト。多分無理かと考えます。
全体的な感想
8輪装甲車といえば、他にも組んでいます。
そして、6輪のものもありました。
それらの経験から、もっと小ぶりなイメージがあったのですが、、、。
デカいですね。
率直に言って、四角い箱。その上に、戦車さながらの主砲。
今時の車両のため、モジュラー装甲が全体を覆っています。
そのために四角いのでしょう。
昔の装甲車だと、傾斜装甲で角が取れてますからね。