仕事柄、中国の工場やら労働環境についても、多少の情報が入ってきていました。
あくまで昔の話ですので、最新情報は知り得ません。
あれから時間が経過して、より悪化していると思います。推測
中国では、強い経済成長が続きました。
田舎から出てきた若者が工場などで働き、お金を稼いで凱旋帰郷していたのです。
帰りは高級車に乗る人も居たらしいですし、そこまでは無理でも田舎の目線で見たら信じられない大金を持っての帰郷だったでしょう。
日本人には奇妙に見えるでしょうが、あちらでは旧正月が一大イベントです。
毎年2月が近づくと、工場の労働者は殆ど居なくなります。
皆、田舎へと一斉に帰る訳ですね。
旧正月の休業は1か月間位続きます。
再開しても皆さん元の工場へは戻らずに、より給料の高いところへ移ってしまいます。
そのため、2月に工場が再開しても熟練者はあまり居ません。
当然ながら、製品の品質や歩留まりには大きな影響が出ていました。
日本では3月が期末に当たるため、各社売り上げを作るのに必死です。
そのため、大量の商品を仕込む必要がある。
中国の長期休暇が1月だと、2月からの生産になりますが、、、。人が居ない、品質が落ちる時期に山場が来てしまうのです。
各社工夫して、先に作ることもあったのですが、出来ることは限られていました。
どこも余裕がありませんから、1か月以上の前倒しは無理があるのです。
中国では、毎年の給料は10%以上のアップが続きました。
毎年続いているのですから、製品価格もどんどんと上昇したものです。
一方日本は、デフレで給与も物価も低く推移していました。
中国からの輸入品は高くなり、安い製品は無くなりつつあります。
その後、経済的に少しブレーキが掛かってきます。
また、給料が安く、臭い、汚いなどの製造工場は労働者に敬遠されてきます。
コストアップの影響もあり、模型関係の工場も多く閉鎖されたようです。
さらに時間が経過すると、コロナウイルスや昨今の不動産バブル崩壊になります。
若者の失業率が高く、年寄りはぞんざいに扱われます。
投資しても回収できないし、最悪破産するような人も多いのでしょう。
そんな状況下で絶望する人は、暴れまわってニュースのような惨状に繋がる。
不動産バブルからのデフレ突入を憂慮する声もあります。
そうなれば、中国との取引が多い日本も大きな影響が出るでしょう。
既に企業決算は良くないらしく、中国からの波を被った状態と言えます。
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