先の金曜日に、日経平均が5%以上下落しました。
金額にして2200円位です。
このくらい下げるのは珍しいですから、暴落と言っても違和感は少ないです。
下げた理由を日銀とする人も居るようですが、それは間違いです。
確かに利上げは重い話で、重なってFRB の利下げもありドル円は落ちます。
円高が急速に解消されたら、株価は下がるのがセオリー。
しかし、問題はそこではなく、アメリカの景気後退騒ぎにあります。
従来のFRB 利下げなら、株価上昇の期待からNY は上がっていました。
今回は大幅に下げている。反対に動いたのは景気後退への懸念です。
流れが大きく変わったということです。
アメリカが下がれば、日経は引きずられます。これもセオリー。
日本経済は世界の中心ではなく、アメリカのおまけなのです。
これも今回だけではありません。前から同じですことを繰り返しています。
NY 下げれば、日経は風邪を引くそうです。(散々聞いた話)
ニーサ損切とか、インフルエンサーに騙されたなど、意味不明な話がネット界隈に出ています。この手の話を真に受けないでください。
騒げばビューが伸びて儲かる。
そんな汚い手口に過ぎません。
長い目で見るなら、下げたら買い場です。
でも、少し引っ張る可能性もあるし、長期投資のつもりで買わないと駄目です。
積み立ての人は尚更です。損切りなんてあり得ません。
数字を見てみましょう。
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6か月レンジのチャート |
右端で、急激に株価が下がっているのが分かります。
強く下げたのは明確でしょう。
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2年間レンジのチャート |
少し長い目でみると、大したことはないですね。
むしろ、直近の強い上昇に目が行きます。
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40年レンジのチャート |
長期目線では、バブルの4万のピークと並ぶ直近の山が見えます。
先のことは分かりませんが、バブル後は本当に地獄だったと推測できます。
当時取引していたら、精神を病んでいたかもしれない。
私の持ち株も強く下げています。
含み損は、この数日で100万以上増えたんじゃないかな。正確には追っていませんけど。
過去の経験から言うと、今の含み損は軽微です。
その昔、某ホビーショー開催中に酷い下げを食らったのを覚えています。
あの時は気が気じゃなかったような、朧げな記憶が残っています。
今の状況はまだまだ軽いと言えるでしょう。含み損も比較にならないくらい少ない。
ニュースでは、ブラックマンデー以来の下げ幅と言っていました。
幅というの金額ですから、今回は2200円位のことを指しています。
しかし、ブラックマンデーの当時は日経が2万円台。今の半分程度しかなく、ダメージは比較にならないレベルだっと言えます。
昨今は、半導体ブームで異常に株価が上がっていました。
そんな過熱感が覚めただけ。
そんな風に受け止めていますが、気分は良くないです。
身銭で運用すれば痛みは直撃しますし、先日までの浮かれ相場からのギャップも激しい。
まだ、今年も先がありますので、地道にまいりましょう。
追記 その後、さらに下げています。
8月5日月曜日は、ブラックマンデーモドキでした。
-4400円近い下げですから、下げ幅は過去最大だそうな。
なお、その翌日今度は過去最大の上げ幅で反発したのも事実です。
早々見られる現象ではないので、貴重な体験?をいたしました。