2022年7月26日火曜日

1/144 スペースシャトル ミニクラフト製 その6

今回は製作記ではありません。

スペースシャトルを改めて眺めながら、色々と思ったことなどを書いておきます。


この機体は宇宙船です。

でも、一見飛行機にも見えます。

打ち上げ時は垂直にして、ロケットエンジンで飛ぶ。大量の燃料は外部タンクを抱いて、途中で捨てる構造です。(今製作中の模型には、外部タンクなどはありません)

宇宙では、荷物の積み下ろしなどを行えます。背中の大きなペイロード空間が本面です。

ミッションが終わると、そのまま地球へ戻ります。

大気圏突入に備えて、ボディは耐熱タイルで覆われている。

その後、空を飛ぶために主翼や尾翼も備えています。

 

一連の流れを見ていると、必然的な形状なのでしょう。

しかし、飛行機として眺めると難しい部分が沢山あります。

 

普通の飛行機は、表面がフラットです。しかし、シャトルはタイルの影響で空気抵抗が大きい。

帰還時には使用しない大きく重たいエンジンを背負っている。

翼はありますが、ボディの大きさや重量に対して小さく揚力も得にくい。

一見空を飛んでいますが、実際はグライダーです。それも、高速で飛ぶ機体。

着陸時の速度は高く、機体が重いため脚やタイヤへの負荷も大きい。

 

当たり前のことですが、こんなスペックでは着陸のやり直しは出来ません。

降りてきたら、胴体着陸でも何でもやるしかない。

 

元々のコンセプトは、再利用可能で安価な宇宙船だったようです。

しかし実際には、高コストで終わったらしい。

繰り返し使えるのは便利で安価に見えますが、その分保守等で大変でしょう。

部品点数も相当に多い(wiki の記載から)のでは、メンテナンスにはお金も時間もかかりますし。

 

 


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