2016年6月10日金曜日

1/72 PS-1 対潜哨戒機 再掲載・再構築

少し前に製作したPS-1です。
こちらも、過去画像を使ってまとめます。2013年頃のネタですね。




PS-1の箱


PS-1は対潜哨戒機です。
潜水艦を探して見張るのがお仕事。また、攻撃能力もあるので、そっちも守備範囲でしょう。

現在はPー2Jじゃなくて、P-3Cが主力になってます。その内P-1が、と思っていたら配備開始されてましたね。
日本は島国ですし、場所が悪いので、ロシアや中国などの潜水艦対策で多数飛んでいます。主に、アメリカのために。

さて、このPS-1ですが、かなり特徴的な飛行機です。ご覧の通り半分は船と言えるボディに、プロペラが4つ。翼端のフロートも目立ちます。
今時飛行艇なんて時代遅れ。世界中見渡しても日本にしかないと思ってよいでしょう。しかし、面白い機体なのは間違いありません。個人的には好感度の高い飛行機です。



PS-1のランナーパーツ


箱を開けるとこんなパーツが入っています。
大きな部分はボディの半分。機首の下部から胴体中央までは別パーツです。この構造が、組み上げ時に問題になります。


PS-1 仮組み


大きな部品を仮組みしてみました。
さて、問題になる部分ですが、、、。


機首下部の接合部


ご覧の通りつなぎ目に段差が出来ます。
上手く接着して、パテやヤスリで対処も考えますけど、他のパーツの細工や補強などもあって難しい。腕の立つ方なら何とかするのでしょうが、、、。
私はすっぱり諦めて、最後に固定する事にしました。段差は残ります。


PS-1の背面


もう1つ大きな山場があります。
背面に穴が開いているのです。ここはボディの二つ割れで表現できないディティールがある。だから、それらを別パーツにして構成されています。
上手く固定して段差を消さないとなりません、、、。


PS-1の作業途中 (US-1 の画像でした)


色々と面倒もありますが、少しずつ作業を進めました。
緑色の部分はパテです。また、黄色いのは仮止め用のテープ。



PS-1 前方より


時間は掛かりましたが、それなりに完成。
細かく見ると相当な粗がありますね。
そういえば、後から、プロペラ警戒線の赤色を塗装してみました。この絵は、作業前なので真っ白です。
さらに言えば、キャビン後方から翼の付け根辺りには、黒い線が入らないといけません。案外複雑な細い線になるので省略しています。やっぱり手抜き模型ですよ。


PS-1 後方から


後ろから全体を見下ろすと全体が分かりやすいでしょう。
プロペラ4つで、横幅の広い翼。古い機体なので日の丸も大きいし、明るい色のツートンもいい感じです。US-2は薄暗くていけません。(そもそも、救難機なのに一律な塗装は気に入らない)


PS-1 翼の上


最後に、翼の上辺りからの一枚。
フラップは可動式ですので、やっぱり下げておきます。汚れも再現しているので、少し不自然なフラップ上の4つの黒い筋が目立ちます。
これらは、補助エンジンからの排気の跡です。
普通の飛行機と違って、フラップに上に空気の流れを強制的に作り出して揚力を増やしています。異常な低速飛行が出来るのは、この仕掛けが肝なようです。



余談
飛行艇は海などに着水できます。だから、飛行場は不要です。
日本のような海がある場所では最適。昔はそんな風に考えていましたが、其れほど甘くないことが分かりました。

海は広いし何処にでも降りられます。
でも、波はやっかい。これは分かりやすい。
そして、素人が気づかないのは海に浮かぶゴミなどの怖さです。降りる前に確認するとしても、限界がありますね。万が一、流木とかがあって衝突したら、、、。
そう考えると、リスクも高いです。

また、海の潮を食らうためにメンテナンスも大変。
ソモソモ海用のエンジンなってありませんから、やりくりや創意工夫など現場の努力なのでしょうね。




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